自転車通勤での暑さ対策
暑いですね。例年、一年で一番熱い期間は7月最終週~8月第一週と相場が決まってましたが、今年の東京は6月末から現在の7月末に至るまで暑さフルスロットルで、今後2週間はこの状態が続く予報(気象庁)のようです。
で、暑さ対策ですが、わたしの場合は以下のようになります。大前提として、「主に朝、晩しか乗らない」というのがありますが・・・。
目次
帽子の下に風通しのいいキャップをかぶる
これは雨の日対策でもありますが、太陽光から頭と顔を多少なりともカバーするためです。
「ヘルメットの下にキャップなんかかぶったら暑いじゃないか!」と思われるかもしれませんが、キャップをかぶろうがかぶらなかろうが、どのみち暑いのです。
キャップをかぶることによって額や頭の周囲の汗を吸い取ってくれます。汗で肌を濡らすのは体温を下げるために必要ですが、顔に汗がだらだら流れてきたら運転に支障をきたします。
キャップをかぶっていてさえ、顔にかく汗を信号で止まった時にハンカチで拭きとる必要があります。なのでヘルメットの下にキャップをかぶって顔に流れる汗を少しでも軽減させる必要があるのです。
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極力肌を露出する
転倒したときの安全性に問題がある、と言われる方もいらっしゃるでしょうが、今の時期はそれ以上に熱中症にかからないことの方を優先させるべきです。
自転車通勤はたいていの場合、朝と晩しか走りません。なので直接太陽光を受けるのは朝だけです。しかも炎天下時の太陽よりもずっと威力が弱い朝日です。
短パン、Tシャツで運転することにより汗でぬれた肌が直接冷やされるので、体温が少し下がります。長袖長ズボンでは汗でぬれたウェアが冷やされるだけで体温は暑さがこもったままです。
仮に炎天下で自転車に乗らなければならない方にはお勧めできません。日焼けしすぎて皮膚がんになってしまう恐れがあります。
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水分とミネラルの補給
通勤前にコップ2杯のミネラルウォーター、仕事場に到着したらスポーツドリンクを飲みます。わたしの場合、片道15km程度なのでそれで水分とミネラルの補給は十分です。走行中に水分を補給する必要もありません。
ただし炎天下で乗らなければならない人については走行中の水分補給も必要です。フレームにボトルケージ(ドリンクホルダー)を装着して、いつでも飲めるようにしておいた方がいいでしょう。
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実は暑さ対策は3月~6月にすべきもの
これはすべきもの、というより、自然にそうなるものです。
1年中自転車で通勤していると、今自分の身体がどういう状態なのかがよくわかってきます。
冬でも汗はかきますが、夏ほどではありません。わたしの場合、気温が前の日より1℃高ければ汗を多くかきますし、前の日より1℃低ければ汗の量が減ります。
夏から秋にかけては汗の量が少しずつ減っていきますが、この時期が1年で一番快適に通勤できる時期となります。
秋から冬にかけては更に汗の量が減っていきます。ただし、わたしの場合は運動量に比べて汗の量が減ってくると体調に異常をきたすようで、毎年11月を中心に不調になります。腰に神経痛が出てくるのもだいたいこの時期です。
12月以降は更に寒くなるので汗の量がさらに減ります。逆に寒さに対応していくものと思われます。これを寒冷順応といいます。
12月~2月まではその状態が続きますが、3月に入ると気温が前の日よりも上がり始めます。すると急に汗が多くなり始めます。
3月~6月は最高気温はそれほど高くなくとも、前の日よりも気温が高いのが当たり前になりますので、日々すごい量の汗をかくようになります。これが暑熱純化です。
この暑熱純化を自然に行うことによって夏場に熱中症にかかりにくくなります。
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自転車乗りでなくとも寒冷順応、暑熱純化はできる
たぶん寒冷順応、暑熱純化はウォーキングやジョギングをしている人やサッカーやラグビーなど屋外でのスポーツをしている人たちは自然に行っているのではないかと思います。
逆にそれ以外のひとたち、多くのサラリーマンや主婦の方々、高齢者の人たちなどはできていないのではないかと考えられます。その結果、今の時期の厚さにはとてもこたえるのではないでしょうか。
自転車通勤に限った話ではありませんが、身近なところではウォーキングをして、季節を感じつつ、寒冷順応、暑熱純化をされることをお勧めします。
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