自転車通勤者は雨の日にどうする?~グラベルロードで安全運転
晴天時の自転車通勤は最高に気持ちのいい、「癒しの時間」です。
しかし雨の日は・・・。
ただし、雨を克服してしまえば、ほぼ「無敵の自転車通勤者」になれると言っても過言ではありません。
以下、雨の日の自転車通勤に関して「無敵の自転車乗りになる」ためのインフォです。
もくじ
雨の日は誰もが嫌い
雨の日は憂鬱ですね。
衣類は濡れるし靴も濡れるし荷物も濡れます。路面は滑りやすいし車やトラックは水しぶきをあげながら走っていきます。
ロードバイクで通勤するのは危ない、怖い、という理由でわたしも長らく雨の日は電車で通勤していました。
そのような人が多いためか、雨の日の通勤電車は晴れの日よりも混んでいるように感じます(晴れの日には長いこと電車に乗って通勤していないので実のところどうだか分かりませんが・・・)。
電車の中は持っている傘から垂れる水やら乗客の体温で水蒸気化した汗などでまるで蒸し風呂のようです。
雨の日は電車で通勤する人も晴れの日以上にストレスを感じているようです。
雨の日は誰もが嫌いなんですね。
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雨の日は危険がいっぱい
雨の日はキャリパーブレーキのロードバイクはブレーキが効きにくくなります。
また、路面が濡れているのでただでさえ滑りやすく、とくにマンホールや横断歩道などのペイント部分は要注意です。
仕方なく車道から歩道に乗るときには更に注意が必要です。わたしはが転倒するのはいつもそこです。
いまでは、歩道に乗る前にスピードを落とし、転倒しないように片足をついて前輪を持ち上げて歩道に乗せて転ばないようにしています。
ま雨の日はドライバーからも自転車が見にくいものです。
そうです。雨の日は危険もいっぱいなのです。
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雨の日は電車が遅れる、は本当か
⇒雨の日の電車、なぜ遅れやすい? 運転に細心の注意、乗客の行動も影響、によると、雨の日に電車が遅れるのは乗客の動きが関係しているようです。
ホームに屋根がない駅や、屋根があっても雨の降り方によっては濡れてしあう個所がある駅が存在します。
そんな駅では乗客は雨に濡れない場所に並ぶことになります。そうすると特定の車両が混むことになります。
また雨の日は傘やレインコートなどを羽織ることが多いため、乗客はいつもよりほかの乗客と距離を取ろうとします。
そうすると普段よりも乗車できる人数が減ってしまうため乗れなくなりそうな人が増えます。そんな人たちは会社に遅れたくないので無理にでも電車に乗ろうとします。その結果、ドアを閉めるのに時間がかかり、電車が少し遅れます。
そんな「少し遅れる」が積もり積もって、雨の日は電車は遅れる、といった現象になるのだそうです。
そんな雨の日の状況を鑑みて、わたしは雨の日も自転車で通勤することにしました。
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雨を克服するには
雨の日の通勤は結局のところ、
- 雨の日でもトラブルが少ない自転車に乗る(ハード面)
- 濡れないための準備をする(ハード面)
- できるかぎり安全に運転する(ソフト面)
によって解決できます。
走る前の準備段階で大切なことは「濡れることがを気にならない状態にする」ことです。
グラベルロード(ハード面)
FUJI ( フジ ) グラベルロード JARI ( ジャリ )そして一番の肝がグラベルロードの導入です。
太いタイヤにディスクブレーキ。
完璧、とまでは言えませんが、雨の日に関してはロードバイクで走るのとは別世界です。
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レインコート(ハード面)
実のところ、¥3,000以上くらいのものであればなんでもいいです。たいていの商品は水を通さないようにできています。
ジャケットのアームホールはなるべく大きいものがいいです。前傾するときにへんに突っ張りません。
またズボンの裾はチェーンリングに干渉させないために細いほうがいいのですが、最悪アジャスターで閉じれるものがいいです。
さらに、かなり汗をかきますので内側にメッシュがあるものがいいです。風を通さないためかなり蒸すので、真冬以外は短パン・Tシャツがお勧めです。
ただし、レインコートの雨をはじいておられる時間には限界があります。どの商品もだいたい1時間くらいです。
なので雨の日に走っていて、濡れてきたからといって心理的ダメージを受けないようにしましょう。「こんなもんだ」と思って運転に集中してください。
グローブ(ハード面)
いろいろ試した結果、いまは雨の日にはスキューバダイビングのウェットスーツ素材の手袋をしています。
これは厳密に言えば水には濡れます。ただしその水が体温で温まって寒さを防ぐ効果があるのです。なので真冬でもオーケイなのです。
往路で雨だった場合、仕事場で新聞紙などで水分を取って、帰りまでにできる限り乾かすようにします。
また、帰宅したらすぐに洗濯・脱水して乾かしてください。
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シューズ(ハード面)
グローブと同じようにスキューバダイビングのウェットスーツ素材の、沢登りようの厚手のソックスを履きます。
これも厳密に言えば水には濡れます。ただしその水が体温で温まって寒さを防ぐ効果があるのです。なので真冬でもオーケイなのです。
グローブと同じように、往路で雨だった場合、仕事場で新聞紙などで水分を取って、帰りまでにできる限り乾かすようにします。
また、帰宅したらすぐに洗濯・脱水して乾かしてください。
ただし、このソックスは表面、裏面両面をそれぞれ乾かさないといけません。密閉率が高いのでほとんど空気も通さないからです。
当然のことながらこれを履くとかなり暑く感じます。なので真冬以外はこのソックスは履きません。
シューズはクロックスを履いています。つまり、サンダルです。なにより「濡れても関係ない」が強いです。
かかとをホールドするロックがついているので脱げる心配もありません。
靴が必要な場合はバックパックに入れて持ち運んで、到着時に履き替えます。
ちなみにわたしは晴れの日でもクロックスを多用しています。
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バックパックのレインカバー(ハード面)
バックパックには登山用のバックパックカバーをつけます。
完全に雨をシャットダウンすることはできませんが、土砂降りのゲリラ雷雨にでも当たらない限り、かなりの水分をはじくので荷物はたいてい無事です。
土砂降りの雨に遭遇した場合でも荷物を気にしないようにしなければなりません。
ビニール袋(ハード面)
キャリアにつけたスーツや修理道具をまるごと30ℓ用のごみ袋に入れます。
実はこれが一番濡れません。
安全運転(ソフト面)
雨の日が危険なのは、「濡れることを気にして運転への注意が散漫になる」からです。なので事前の準備で「雨にぬれても気にならない」ようにします。
そしていったん走り出したら、「濡れることを気にしない」ことです。
実際の運転面で大切なのは、「速度をいつもより10%以上落として走る」ことです。これで多くの危機を回避できます。
ロードバイクが危険なのは「普通の自転車よりも速度が出る」からです。速度を落として走れば、それだけで多くの危険を回避することができます。
また、いつもより「危ないと思ったら止まる」を徹底することです。「危ないと思ったら止まる」は自転車を運転するうえでは鉄則ですが、雨の日はさらにこれを徹底するようにします。
そして、いつも走る前に設定している「定刻(予定到着時刻)」をプラス10%くらいにします。すると余裕をもって走ることができます。
ちなみにわたしは走る前に必ず「定刻(予定到着時刻)」を決めてから走ります。そうすることによって「無駄に速く走らない」ようになるからです。
まとめ
雨の日の自転車通勤は「準備」が完璧で「安全運転」を行えば危険はだいぶん回避できます。
雨の日には公共交通機関も遅れがちで乗客のストレスも普段より高まります。
なので雨の日こそ、自転車通勤をすれば、雨を克服できれば、ストレスフリーな通勤ができます。
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