ロードバイクとグラベルロード 自転車通勤にはどっちがいいのか?

初号機(Radac)を通勤に実戦再配備してから3週間が経過しました。

初号機のブレーキが利くようになってからというもの、初号機に乗るのが楽しくて仕方ありません。

2018年の秋以降、月、火、水、木、金、土曜日の週6で2号機、近所のオーケーやシマホ、オリンピックやセブンタウン、あるいは赤羽に買い物に行くときにだけ初号機を使っていましたが、この3週間、朝と夕方の時間帯に「降水確率30%未満ならば初号機」、「降水確率30%以上ならば2号機」(Feather CX+)という使い方をしています。

すると、初号機と2号機の使用頻度がだいたい半々くらいになりました。

この日は夕方以降雨の降雨確率60%だったので2号機で出勤しました。

わたしは1か月におよそ1,000㎞ほど走るので、3ヶ月でリアのシフトワイヤーがダメになります。次に4か月でフロントのディスクブレーキパッドがダメになり、半年でリアのタイヤがダメになります(6,000km)。

これが初号機と2号機の稼働率を半々にしたとすると、一か月だいたい500kmずつとなり、リアのシフトワイヤーが半年、フロントのディスクブレーキパッドが8か月、リアのタイヤが1年もつ、ということになります。理論上は。

そしてだいたい2年4か月(24,000km)でダメになっていたリアのシマノSTI(右のシフトレバー)が4年8ヶ月もつ、という計算になります。理論上は。この2点は経済的にはかなりのメリットとなります。

この日は降水確率0%だったので初号機でした。

一方の初号機はシフトレバーがWレバーでこれはこの車体にオリジナルでついていたものでフレーム同様37年間交換不要でした。とてつもなくタフなのです。また、STIレバーと違いハンドルから手を離さなくてはギアチェンジできないため、自然とSTIレバー使用時と比べてギアを変える頻度が少なくなります。

丸の内中通りですが、なんだか大きな荷物が置いてあるためへんな画になってしまいました。

次に乗り心地ですが、初号機と2号機を乗り比べてみると、どうしても重量が軽く(わずかですが)、タイヤが細い(これまたわずかですが)ほうが軽快に乗れるので、どうしても初号機の方に乗りたくなります。つまり、楽しいのです。

ただし雨の日の初号機はダメダメです。まず、ブレーキが利かなくなります(Shimano 105でも、利かないものは利きません)。リアのフェンダーも装着していないのでパンツが濡れます。

こんな感じの風景が見たくてふらふらとポタリングに出ます。

最高速はギア比の関係で2号機に軍配が上がりますが、それも前回の記事で書いた5㎞/hほどもなく、せいぜい2~3㎞/hくらいでした。こぎ出しの加速については初号機の方に軍配が上がります(わずかですが)。

ただし、もはや通勤でしゃかりきに漕ぐこともないため最近の最高速度は初号機で35㎞/hくらい、2号機で37㎞/hとなっています。それでもスタートからゴールまでの時間というのはしゃかりきに漕いでいた時とさほど変わりはありません。自転車でも省エネ運転はできるのだ、と思いました。

ロードバイクだろうがグラベルだろうが、見える景色は同じ。

結論

1台しか持たないことを条件に、晴れの日にしか乗らないのであればロードバイク、雨の日にも乗りたいのであればグラベルとなります。いずれにせよ、どっちに乗っても、トータル的にはそんなに差はありません。乗り比べてみてわかる程度の差です。

わたし的には1台しか持たないのであればやっぱりグラベルロードを推します。ただ、夏の晴れた午前中に綺麗に舗装されたアスファルトの上を軽快に走る感触というのはグラベルロードよりもロードバイクに分があります。ぜいたくな悩みかもしれませんが。

わたしの所有している2台というのは超ビギナー向けのもの(10万円くらい。初号機は6万円くらいだった)でしかも製造された時代も30年以上離れているので、実際比較の対象にはならないのかもしれません。たぶん、最新式のロードバイクやグラベルロードの、しかも25万円も30万円もするものに乗ってみたら、まだ見ぬ世界というのが見れるのかもしれません。

でもわたしにとっては自転車はやはり通勤の手段に過ぎないので、いまの初号機、2号機のラインナップで十分だと思っています。今考えているのは初号機のリアのブレーキにSHIMANO 105をつけたい、というところです。これはブレーキ本体を通す穴を拡張しなくてはならないので素人ではできませんが。

フレームの塗装があちらこちら剥げてきています。

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